やせたけど頼りになるビセラ。或いは、ビッグダディーG

実況の誰かがガラスを指して「痩せたビセラみたいだ」と言ってましたが、確かに。
GALLAS GIVES WENGER SOMETHING SPECIAL

シーズン初め、彼がジウベウトを差し置いてキャプテンに任命された際には「え〜〜〜〜〜」と思ったもんですが、若いチームを闘う姿勢で引っ張ってる姿はかなり頼もしい。ディフェンダーなのに何故か攻撃面で引っ張っちゃってるけど。30台はおろか20代後半すらまばらなチームにいてああいう選手が必要でキャプテンに向いているとベンゲルは見たのかなぁ。ビエラともアンリともジウベウトとも違う感じのキャプテンだけど、というか、アダムスに近いのかも知れない。言葉でもプレーでも顔でも気合を入れられるというか。

試合について。ベンゲルは弁護してるけど中盤の質はイマイチだった。いや、レギュラーの二人がすばらしすぎるだけかもしれないけど、ちょっとイライラしたぞ。特にディアラ。ポジションは他の選手と重なりがちだしパスミスもぽつぽつあったしまだまだ馴染めてない感じ。試合に出さないと解消しない問題だけど、この状態で試合に出られたら困るレベルで流れに乗れてない感じ。あとはエドゥアルドの存在感の無さが心配。入ってすぐにベンドナが入っちゃってサイドに回らざるを得なかったからしかたないんだろうけども。

逆に良かったのがベンドナ。2点とも絡んだっていう結果もあるし、シーズン前にイメージしてたよりずっと守備にも貢献してるし、スペースに走ってる。もう少しチャンスがあるといいなぁ。ぼちぼち先発のチャンスが欲しいよね。セカンドチームでじゃなくて。あと、デニウソンは前への推進力は問題だったけど、ボールはきっちりきっちり捌けてて好感。ま、総じて苦しい試合だったけどまたしてもチームの気持ちの強さを見せた(Arsenalファンにとっては)いい試合でしたとさ。

そしてここからが厳しい日程。リーグ戦は全部アウェイでビラ新城ボロ。ようやくホームに帰ったと思ったらいらっしゃいませチェルスキー様という日程。どの辺でペルシが戻って来れるか。できればチェルシー戦の前に一試合叩けるぐらいだといいけど。