難しいね

一日遅れのニュースですが。
「死刑執行、自動的に進むべき」 鳩山法相が提言

ぶくまの皆様のご意見>http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200709250116.html
今現在法務大臣がハンコを押さないと死刑執行されないことの意義は・・・「法務大臣=行政権による死刑判決=司法権への監視」ということなのかな?そうするとこの鳩山さんの意見は自分の仕事の意義を理解してないと叩かれるのもやむをえない気がする。
一方で、法務大臣が「信条」とかを持ち出してハンコを押さないという事態になった場合、それは6ヶ月以内の執行を定める法律および司法の決定に対する行政権の不当な容喙とも言えるわけで。その可能性は無いほうがいい。現にこないだそんな話もあったんだし。

現状を整理すると
法務大臣がハンコを押す⇒執行
法務大臣がハンコを6ヶ月以内に押さない場合⇒?

ん?押さない場合はどうなるんだ? 案件&判決受けた人がただ放置されるのか?それはよくない。アクションが規定されてないんだとしたら制度の不備だ。たとえば
B−1:法務大臣が6ヶ月の期間内に審判のやり直し等を要請
B−2:B−1すらない場合、無罪放免
とか。極端すぎる例であれだけど、ハンコ押さなかった場合の次のアクションが定まってないことが問題なのかもとか思った。てか本当に定めはないのか?ワタシが笑福亭仁鶴師匠だったら「法律の方はどないなってますか」と聞くところなんだが。

ついでに、記事内の「乱数表」とか「誰だって判子ついて死刑執行したいと思わない」とかは思ってても言うなと思いますが、アサヒの記事なのでアサヒって発言捻じ曲げてるかもしれないので保留。この記事についても扇情的な見出しをつけてたくせにしれっと差し替えちゃってるし>アサヒ

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