読了〜
- 作者: ドナルドキーン,Donald Keene,角地幸男
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/03/28
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
- 作者: ドナルドキーン,Donald Keene,角地幸男
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/04/25
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
ドナルド・キーンの偏見の無い視点と、角地幸男の読みやすい日本語のため読んでいてストレスがない。ドナルド・キーンは歴史学者じゃないはずだけど、歴史学の手続きをきっちり踏んで書いているし、その上で文学研究者らしい視点があるから、この人じゃないと描き出せないものが描けてるなあと感じました。3巻の見所は大院君と馬韓条約、4巻は日露戦争と・・・崩御まわりですか。
あと、明治天皇を尊敬しているようでいて身勝手な大臣たちと明治天皇の関係が無駄に克明に描かれているところが面白いです。
引用されてた資料の中では、引用頻度も高かったベルツの日記とかハリス日本滞在記とか同時代の外人がどんな目で日本を見てたのかの史料を読んでみたいと思った次第。アマゾンだと前者と、後者の1巻がマーケットプレイスなのか。どっか古本屋探してみようかなあ。
あと、実は明治天皇記は卒論で使ったので全部読んだことがあるんですが、もういちど読みたくなってきた。こちらはアマゾンに在庫アリ!但し1冊16,800円!!
新潮文庫さん、こいつも文庫本にしてくれませんか?よろしくお願いします。