Roma日記その13

そんなわけで2年目シーズンの総括と、3年目に向けた展望でも。総括はポジションごとにやりますかね。

◆シーズン総括その1.GK

リーグ戦、CLではJulio Sergioが抜群の安定感。すでにそれなりの年齢ですが息の長いポジション。このまま数年安泰カナ? CoppaではMannoneを使いましたがこちらは課題アリ。どうにも失点が増えるのよね。19歳、20歳ぐらいの若手GKも確保しているので、Mannoneを経由せずに云々、ということもあり得るかなぁ。


◆シーズン総括その2.DF

Cathcartが誤算であった。まだまだ若いから見捨てはしないけども。シーズン中盤、van der Wiel、Burdisso、Mexes、Riiseで固定してからは安定してくれた。Riiseとvan der Wielはともに10アシスト以上を記録。これも心強い。課題は選手層と未来カナ。安心出来るのはレギュラーがまだ若く、Cicinhoという安心出来る控えのいるDRぐらい。


◆シーズン総括その3.DMF

ダブルボランチはDe Rossi、Brighiを基本に、披露や調子によってBenderを入れる運用で安定。De Rossiが怪我しているときに集中して使ったりしたおかげかBenderがよく成長してくれている感じ。シーズン終盤はDe RossiとBenderというBall Winner(MID)を並べるような形も不安なくできるようになってきた。


◆シーズン総括その4.攻撃的MF

シーズン中戦術(ルート設定)をいじりまわしながらだった中盤前目。スタートは右からWitsel、Totti、Vucnicでしたが、Witselがいい時と悪い時の差が感じられたのでシーズン途中から右サイドにEriksenを入れました。あんまり変わらなかったといえば変わらなかったが、Tottiの後継者と見ているEriksenに経験を積ませるのも悪く無いだろう。
左サイドのVucnicが20ゴール13アシスト、真ん中のTottiは34ゴール7アシスト。右サイドの若手二人も合わせれば5ゴール20アシストだしね。ここが我チームの根幹であります。また、控えも右にTaddei、左にKallstromと高いレベルでアクセントを付けられる存在がいるのも大きいっすなー。充実の陣容ですわ。


◆シーズン総括その5.FW

シーズン序盤はアレ?ってことが多かったLlorenteですが、終わってから見てみればリーグでは27試合15ゴール、CLでは11試合8ゴールと及第点以上の数字。そもそも戦術的にも真ん中にドーンと構えてもらうというよりは、Tottiの道を開けるような位置取りでお願いしてますし。控えはJoeとLukakuで不安はなし。寧ろボスマンでひとり合流予定があるので、ワントップだとあぶれる人が・・・


◆全体

CoppaとFCWCを逃してしまったものの、リーグとCLを2連覇したシーズンが失敗であるはずがないのであります。衰えないTottiとRiise、選手としてピークを向かえているDe RossiとVucnic、将来性を感じさせるBenderとEriksenとチームのバランスも上々で、指揮してて楽しいですわーRoma。

来季の展望

最大の課題は、これ

契約が次のシーズンで終わるVucnicが契約延長を拒んでいる状態・・・30歳と油の乗り切った時期、新しいチャレンジとか考えてやがるんでしょうかこの野郎め。Market Valueが3000万ポンド近くあり、むざむざFreeで去られるのはとっても辛い。とはいえチームの攻撃の核の一つである彼を放出して大丈夫なのかというと・・・Penalty Boxタイプで本職STの左サイドハーフっていう特殊な仕事がピタリはまっていただけに、替りを見つけてくるというのもなかなか難しそう。別のPlaystyleの選手を取って別の戦術にするとして、それで今まで通り勝てるとは限らないですしねぇ

また、レギュラーセンターバック2枚が30を越えているのもちと気がかり。DFラインだとRiieの控えがAurelioで彼もVucnic同様来季一杯の上、レベルが大きく落ちるのも気がかりでこのへんに若手の優秀な選手を補う必要がある。左サイドは即レギュラーが必要って訳でもないのが悩ましい。来年はRiiseでいいねん。だからCoentraoとかいらんねん。

他のポジションはレギュラーも控えもしっかりしていて当面安泰。ちとJuventusが強くなってきているのがライバルの動向として気になりますが。

あと、TottiとLlorenteの2トップ、Eriksenトップ下とかも試したいなーと思ってますが、これは再来年かなぁ

そんな感じ。