赤と黒日記16

それでは、2011−2012シーズン我らがAC Milanの補強活動の成果を。予算はフロント提示4500万うち1000万ほどを給料やら建設予算やらに回した上で、以下の選手を放出して得た600万ほどをプラスしての4100万ポンド。

・Onyewu→Birmingham。260万ポンド:出番よこせ出番よこせとやかましーし、29歳で契約更改も遠くないしで売り頃と判断。能力的にどこか悪いところがあるわけでは全然ないのだが、同じPlay Style,似た能力なら若い分Albertazziの方を使いたくなるのが人情と言うもの
・Everton→CSKA Moscow。390万ポンド:こちらも出番がない。若いしタレントもあるのだが、Lazy in Trainingが気に入らない。別に何か目に見える問題が出てたわけではないので気分の問題だが、

以上を踏まえた上で、今季の目標はこんな感じ

目標1 ディフェンスラインの強化
Kaladze放出、Zambrotta引退に加えOnyewuも売ったので、人数的にも減ってしまった。ローンとかから帰ってきた若手にもピンとくるのが居らず、現在Beck,Bonera,Musacchio,Jansenというレギュラー陣の後ろにはAlbertazziとAntoniniぐらいしかいない。左サイドのバックアップ不在。できればここにMusacchio(LBも対応可能)を当ててしまえるようなノリで、センターバックを強化したい
目標2 サイドアタックの強化
Vicenteが思ったほど伸びてくれない。どころか、フィジカルは落ちていく傾向にある気が。まだ30前なのに。加速とか70切ってるけどこんな選手だっったっけ?また、控えもMcGeadyはいいのだがSeedolfはかなり衰えてるしEvertonは放出してしまった。左サイドのレギュラー級と、右サイドの控えを一枚ずつ補強しておきたい。
目標3 中盤センターの強化
従来はPirlo、Seedolf,Flamini,Gagoの4人で2つのポジションを回していたわけだが、先述の通りSeedolfの衰えは顕著。Pirlo役ゲームメーカーの補強は苦しいかもしらんしGagoが能力的には務まりそうだとするならば、潰し役なDMがひとりいるといいかもしれない。

しかしこれがなかなか難航。目標1は本命Marcellisがなかなか話し合いに応じてくれない(=門前払い)なのでならばと同じくらいの評価だったSampdoriaのイタリア人若手センターバックMarco Rossiにターゲットを絞り、1200万ポンドでクラブ間妥結、個人交渉もつつがなく進んでさぁ新戦力第一号!と思ったところにこんなお知らせ

メディカルでひっかかってシマッタの図。ん〜多分大して実害ないんだが、本命にフラれての第二希望が爆弾抱えてる、ってのはなかなかいい関係を築ける気がしないよね。というわけでこの話は水に流す。
右利きのセンターバック(Musacchioをレギュラーで使うとした場合のパートナー)の交渉が第一希望、第二希望ともに不調に終わったため、方向を転換してBoneraをレギュラーに固定した場合を考えた左利きのセンターバックを捜索に。そして、それは案外と身近で見つかった

「なんでこんなに安いの??」と思ってしまうような値段でイタリア代表ChielliniをJuventusから確保。メディカルも無事通過で見事ウチの子になってくれました。能力は満遍なく高くまだ26歳でセンターバックとしてはこれから油が乗ってくる時期。これは楽しみな補強に成功です。

で、第一の目標を順調に達成するかたわら、第二第三の目標達成に向かっても作業は続く。しかしDMはなかなかピンと来る素材が見つからないし、MLはまぁ〜誰とやっても移籍金で折り合わない。以下はオファーしたけど合意できなかった左サイドハーフの面々
・Balazs Dzsudzsak〜本命。PSVのWinger。24歳と若いのも魅力。しかし2100万ポンドで合意に至らず。
・Jack Wilshere〜昨シーズンローンで来てもらったArsenalの俊英。1600万で合意できず、1850で合意こそ引き出せたものの、それは今の能力からすると出しすぎ。そもそも、今時点の能力だけならMcGeadyとそう変わらんのだ。欲しいのは将来のレギュラーではなく今のレギュラーなのだと思い直してこちらからお断り
・Mata〜ご存知ValenciaのLM。2800万ポンドで合意ならず。
そうこうしてるウチに7月も終わりに近づき、何故か今年は7月終わりなんて早々な時期に組まれてしまったItalia Super Cupが週末にせまってくる。え〜いしょうがない。まずは放出だけしてしまおう。これで予算も増えるし。ってことでSuper Cupの相手InterさんにVicenteをご進呈

ライバルに直接ってのは気分のいいものではないが、層が厚いInterだから逆にベンチを温めるだけで戦力アップには微妙とならないかとか狙ったわけですが、Super Cupにはフツーに先発してきましたVicente。ちなみに、試合はPatchお試し中だったこともあって6−3とかいうふざけた結果でした。

何はともあれこれで予算は潤沢に。Mataに3200万でオファーを出して様子を伺いつつ、まずは目標3の方にケリがつく

またしても以前に使ったことのある選手ですいません。Stijn Wuytens21歳。Box To BoxタイプのDM/CM。地味にLMもできたりする。攻撃・守備ともに問題ない能力で、なにより若い。これでFlamini(ちなみに今季からキャプテンにしてみた)の控えは完璧だし、あと5年はDMの心配をしなくてよさそうな体制になったなっと。

で、問題の左サイドなんだがコレがもう一向に解決しない。もう右サイドのいい選手とってTuranを左に回せばよくね?とも考えたんだが、右サイドハーフは左サイドハーフ以上に人材がいない。いや、右も左もいい選手なんてのはたくさんいるのよ?ただ、Dribblerタイプが多くてね、TuranがDribblerタイプなので「両サイドで個性の違う選手が欲しい」というワタシの無駄なこだわりが選手選択の幅を大幅に狭めてるわけですよ。今更言いますが。

で、結局補強は進まないまま8月も終わりに近づき、「もういっそMcGeadyでってのも面白そうだな」とか思い始める日々。リーグ戦も始まってしまっていて今日はまたも第2節に組まれたInter戦ですね!という28日になって、事態は一気に進展

Aston VillaのAshley Youngへのオファー3000万ポンドが通過!能力申し分なし!Villaは今季ヨーロッパにでてないのでカップタイドなし!しかし締切近し!!というわけでいつもは渋ちんなワタシもこの時ばかりは給料を奮発し、即日移籍が成立です

かなりぎりぎりになってしまったけどコレで目標は3点とも達成。

その他の獲得はこんな。
・Jeffrey Bruma:Chelseaの若手。以前ネタにした選手ですが、今作でもいい選手なのはかわりなし。Albertazziがいるから出番どうなるかだが、ローンなのであんまり気にしない。ローン100万+買取オプション1200万だが現在移籍予算は500万ほどしか余っていません。Boneraの放出もぼちぼち考えてるのでできれば買いたいし、実は予算はなんとかなると思うのだが、
・Francois Clerc:RB、LBともにこなせるお得なフランス人。Offer Abroadだったので移籍金もフリーと本当にお得なヤツだ。両サイドの控えとして
・Yohan Mollo:22歳フランス人RM。ミニマム1.6Mとお買い得だったので獲得。ウチのトップチームでは唯一レベルが70に届かない選手となりましたが、まぁ伸びんだろ。右にもWingerタイプが欲しかったというのが主な獲得理由

あとはリザーブに若手を1人か2人って感じ。ともあれ、今季は課題3つがすべて満足行く補強となった。新レギュラーChielliniとYoungにはがんばってもらって、目指すは欧州の覇権奪回っすな。リーグは2試合目のInter戦でいきなり負けたしな。