緑日記その14

Rosenberg君がひとつのマイルストーンを通過

昨シーズンは点を取れない期間も長く、試合出場数の割には今ひとつな成績だった彼ですが今期は本当にいい働きです。21試合目にしてリーグ戦20ゴールを達成。やっぱPalacioっていうパスを出せるタイプの相方を見つけてきたのが大きかったな。Palacioはここまで9アシストですが大半がRosenbergのゴールに結びついているはずだし。もちろん、Rosenberg自身の成長もあるのですが。昨シーズン後、今期開幕前、年末と3度のUps&Downsで5ポイントの上昇を勝ち取っていたりもするわけだし。Ups&Downs、評判はさまざまですがワタシは現実でも実際にある「使っている選手が急激な成長を見せる」、って現象をうまいこと表現している仕組みと思うのでかなり好きです。

リーグ22節はなんと12位に沈むBayern MunichをPalacioのハットトリックで沈め、やってきましたCL1/16ファイナルvs Barcelona。1stレグはアウェイ。相手左サイドに位置するMessiに徹底的に手を焼きFritzとFringsがCDをよくサポートし、Wieseも今日は大きなミス無く失点をEto'oの1点(Messiが切り込んでシュートの跳ね返り。どうしようもなし)に押さえ終盤へ。1-0で終わりそうな気配漂う88分、チームを窮地から救ってくれるのはいつだってこの人

Palacioのミドルの跳ね返りにDiegoが見事なスライディングで押し込み同点に。試合はそのまま1-1。貴重なアウェイゴールを土産にWeserstadionへ帰る訳です。

その後リーグ戦では疲れもあったかHSVにホームで不覚を取ったものの、PokalでFrankfurtを6-1、リーグKarlsruher(このチームのつづりがブンデスでは一番難しい気がする)を5-0で粉砕処理。意気揚々とBarcelonaさんを迎え撃ちます。0-0でも勝ちとなる状況ですが、戦術はいつもどおり。何しろゴールマウスにいるのはWieseだ。信頼していいはずは無い。いや信頼してるけど、過度の信頼は禁物。実際、開始9分でIniestaにミドルを叩き込まれたし。むしろ信頼に応えたというべきか。

しかしBarcelonaの攻撃はここまで。ここからはわれらがDiegoのワンマンショーとなりました。まず36分。Rosenbergから出たボールをCaceresを背負いながら胸で受けると、そのまま反転して左足を一閃!これで合計スコア2-2に
 

続いては試合がすっかり膠着してしまった71分。Stockerに変わって右サイドに投入されたJesus Navasからの斜めに入るパスに向けだしたのはPalacioでもRosenbergでもなくDiego。右足を振りぬいたシュートはサイドネットに突き刺さる勝ち越しの一撃に

仕上げは79分。左サイドバックPinedaのあげたアーリークロスに飛び込んだのは勿論Diego!

左足、右足、ヘディングのいわゆる「完璧なハットトリックを達成。この後、Rosenbergにもゴールが出て終わってみれば4-1。二試合合計5-2と圧勝でBarcelonaを一蹴でございます。のほほほほっほ。これはいけるね。頂点まで。

そんなわけで現在の状況
・リーグ:Karlsruher戦までで24試合終了。残り10試合で2位との差は15ポイントというもはや独走というより爆走な状態。5勝5敗でも得失点差勝負ってんだから楽勝にもほどがある。Arsenalでやってたときと同様、2トップ+トップ下の3人で得点ランキング上位を独占しております。やっぱダイヤモンド型に限るな。
・Pokal:Frankfurtを下して・・・準決勝かな。相手は忘れた
・CL:上記のとおり。次はRoma。

ちなみに、CL1/16はウチがBarcelonaを倒したのをはじめ、RangersがLiverpoolを、CelticがChelseaを下すという波乱のラウンドとなりました。ベスト4をかけた対戦カードはRoma v Bremen、Lyon v Celtic、Bayern v Milan、C.Moscow v Rangersという組み合わせに。どれとは言わんがUEFAカップ?と聞きたくなるようなカードがあるぞ。ん〜決勝でBayernと当たって打ちのめす、とかがもっともドラマティックかなぁ。いやRomaも手ごわいし、勝ち上がったらSemiはおそらく昨年の覇者Lyonなわけでこれまた手ごわいわけですが。